「フランス代表10番がスゴイ!」ロシアワールドカップでよく聞く言葉です。フランス代表の若きエースとも注目されていますが、その名前はムバッペ?エムバペ?正しい名前はどっちなの?ということでここではフランス代表10番についてまとめていきます。
フランス代表10番が凄い!
かつてフランスの黄金期を築いた絶対的エース、ティエリ・アンリ元選手。彼が引退後「ポストアンリ」を求める声はやみませんでしたが、彼に匹敵するエースはこれまで台頭して来なかった、とメディアは述懐しています。
ところがロシアワールドカップ前に頭角を現してきたのがキリアン・ムバッペ選手です。弱冠19歳という若さをものともせず、そのプレーに多くのフランス国民が新時代のエースとして期待を寄せています。
ティエリ・アンリさんはインタビューでムバッペ選手についてこう述べています。
最大の長所は、ボールを持った時とオフ・ザ・ボールの時のスピードだ。どんなディフェンダーも、1対1でムバッペに仕掛けられると対応に窮するはず。19歳だがフィジカル的にも完成されていて、かなりの跳躍力を持っている。ドリブルの使い分けを見ると賢い選択をしているし、恵まれたフィジカル能力だけじゃなく、頭もいいと私は見ている。デュエルの際に、怖がらずにぶつかっていく闘争心も気に入っているところだ
かつてのフランスのエースからも太鼓判を押されたムバッペ選手は、期待通りロシアワールドカップで大活躍を果たしています。
6月21日に行われたペルー戦では自身初となるW杯での得点を記録。これが決勝点となり、フランスは決勝トーナメントに進出しました。決勝トーナメントでもその輝きが失われることはなく、強豪アルゼンチン戦でも2ゴールを決めました。
1試合で2得点をあげるのは「王様」ペレ元選手に並ぶ快挙とのこと。勢いが止まることはありません。
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名前の読み方がムバッペとエムバペとあるんだけどどっちでもいいの?
ところで、ムバッペ選手に関しては気になることがひとつ。
「ムバッペ」表記と「エムバペ」表記のニュースがあるのです。
これって読み間違い?何か違いがあるのでしょうか?
ムバッペ選手のスペルは「Kylian MBAPPE」です。
フランス語では日本語のカタカナ表記にすると「エンバペ」に近い音で発音しています。ところが英語読みですと「ムバッペ」と呼ばれています。
表記の違いはフランス語の発音か、英語の発音かによる違いだったんですね。
したがって、どちらも正しい呼称になります。呼びやすい方で呼んで構わないと思います。ただ、FIFAの公式動画では「エムバペ」と発音しているため、近年では「エムバペ」表記が増えているようです。
日本人には英語表記の「ムバッペ」の方がなじみ深いかもしれませんね。
まとめ
フランスの新時代を背負うエースとして期待されるムバッペ選手ですが、その人柄の謙虚さも人気のひとつです。どんなにたくさんゴールを決めても「努力を続けるだけ」と向上心の滲み出るコメントを残しています。
フランスは強豪アルゼンチンを倒した勢いに乗って決勝トーナメントを勝ち進めるのか。期待の10番がどう暴れまわるのかも注目です。
参考:sanspo.com