お祭りと言えば、屋台。屋台と言えば「りんご飴」。
お祭りの雰囲気もあってか、普段ほとんど食べる機会が無いりんご飴はどうしても気になる存在になりがち。(私もつい買っちゃう時が多いです。)
でも、りんご飴を買ったのはいいけど上手く食べれなかったり、飴は美味しくてもりんごが凄く酸っぱくて残してしまったり・・・
もしかしたらあなたも、りんご飴にまつわる失敗談を幾つかお持ちかもしれませんね。
もう、りんご飴で失敗したくないあなたの為に(自分のためでもあります 笑)、りんご飴のおいしい食べ方や見分け方についてガッツリ調査してみました。
スポンサードリンク
りんご飴の発祥とりんごの種類について
そもそも、りんご飴とはどのようにして生まれたのでしょう?
りんご飴は、William W. Kolb によって発明された。Kolbはニューアークのベテラン菓子職人で、最初のりんご飴は1908年に生み出された。クリスマス商戦に向けて彼が店でレッドシナモンの飴を作っていた時、彼はいくつかのりんごをその飴に浸し、ディスプレイに並べた。その初めて生産されたりんご飴は5セントで販売され、後に年間で数千個のりんご飴が販売されることとなった。間もなくりんご飴はニュージャージーの大西洋沿岸(Jersey Shore)で販売されるようになり、りんご飴を扱う店は国中に広がった。(The Newark News in 1948)
りんご飴という名前なのでてっきり日本発祥のものなのかと思いましたが、100年以上前にアメリカで生み出されたものだったようです。(ただ、これには諸説ある模様)
実はりんご飴は日本発祥ではありません。諸説ありますがアメリカ大西洋沿岸生まれ店名にもなっているpomme d'amourはフランス語でりんご飴を意味します。pomme=apple, amour=loveで愛のリンゴと直訳できます。当店のりんご飴はフランス生まれ日本育ちなのです♪
— りんご飴専門店ポムダムールトーキョー (@pomedamourtokyo) 2015年2月2日
お祭りの屋台では定番のように君臨していますし、割り箸を刺したスタイルからも明らかに日本!という印象なのですが、欧米出身だったとは・・
ただ、そこから日本独自で発展してきたからこそ、今の地位を築いているわけなのでりんご飴立派です。
りんごの種類って、日本では1000種類以上で世界では2万5千種以上が存在しているそうです。
ちなみに、日本で最も人気や流通量が多い品種は「サンふじ」と呼ばれるもの。多くの場合、りんご飴はこのサンふじである可能性が高いですね。
品種についてはこちらに詳しく紹介されていますので参考にしてみて下さい。味の特徴などもチャートでまとめられているので凄くイメージし易いですよ。
http://vegemart.net/apple/kind/index.html
こちらのチャートを見てもらうと分かりますが、サンふじが最も甘さと酸味をいい感じで含んでいることが分かります。人気かつ生産量が多い理由が分かりますね。
そして、このチャートでは王林と呼ばれる品種が凄く甘いよう。これをりんご飴にするとどんな味がするのだろう?と凄く興味を持ちました。
そこで、更に調査してみるとやはり人気の高い組み合わせのようですよ!
ポムダムールトーキョーやってます🍏
あの伝説的なリピーター率を誇る青リンゴ!王林緊急入荷しました!!いつものようにリンゴ買いに行ったら物陰に隠れていた王林がものすごく状態良だったので買い占めました!数量限定!なくなり次第終了! pic.twitter.com/rYOmrMbFSr— りんご飴専門店ポムダムールトーキョー (@pomedamourtokyo) 2016年6月11日
りんご飴をおいしく上手に食べる方法はあるのか?
りんご飴を食べたことがある方は分かると思いますが、アレって正直食べづらいですよね。ガブッとかぶりつこうとしても飴がじゃまで上手く行かないですし、ペロペロと飴だけ舐めていても後半にりんごだけ残ってしまうと「もう、単なるりんごじゃん。」と冷めてしまったり。
男性は男らしくかつスマートに。女性は可愛らしくかつ清楚に。
そんなイメージで食べれたらデートの時だったり、子供にバカにされずに済んだり、色々助かるってもんです。
りんご飴の上手な食べ方とはどんな感じなのか?私がイメージする、”りんご飴作法”をご紹介します。
結論から言うと、こちらの浴衣美人の食べ方がいいのかなと思っています。
http://ringo-a.me/beauty/vol_004.html
りんご飴の耳?(飴が溜まっている部分)から徐々に噛み進めて行く。そしてりんごが落ちない程度に今度は反対側から同じように進んで行く。
割り箸からりんごを落とさないことが最重要ですし、飴だけを先に舐めてしまうとせっかくのりんご飴の絶妙な甘さと酸味のバランスが大きく崩れてしまうことになります。
りんご飴としての成熟した味わいを楽しみながら、見た目もスタイリッシュに食べるなら飴と果実を一緒に楽しむことを心がけてみましょう。
なお、男性の場合はワイルドにりんごの真ん中(地球儀で例えると赤道付近)からガブリと食べ進めていくスタイルも良いかもしれません。(ただ、一口目が難しいので飴を少し溶かしたりしてから踏み込む形ですかね)
りんご飴専門店ポムダムールトーキョーさんは切って食べる方法を提案されています。これだと手がベタベタになりません。
スポンサードリンク
りんご飴の味を左右する見分け方について
りんご飴の味を大きく左右するのは、紛れも無くりんごの質です。
同じお店で買う時にもりんごの質にバラつきはつきもの。そこで、どういう基準でりんご飴を選んで行けばいいのか?参考になる見分け方についてお話します。
こちらは専門家に聞くのが一番!
りんご飴の日本初の専門店である、「ポムダムールトーキョー」さんが解説して下さっていますので参考にさせてもらいましょう。
お祭り屋台で良いりんご飴を引き当てるコツですが、表面にぶつぶつの気泡が浮いていたらそれは高確率でふじりんごです。しかも新鮮な可能性があります。それが見つからなかったらぶどう飴に注目してください。飴の耳が大きければその人の飴は上手です。 pic.twitter.com/6QHJBrkjKB
— りんご飴専門店ポムダムールトーキョー (@pomedamourtokyo) 2015年1月31日
なるほど!
気泡が出ているかどうかが一つの目安となるのですね。更にぶどう飴に注目するというのも凄く新鮮な切り口です。飴の耳の大きさで飴を絡めるテクニックが見抜けるとは。目からウロコです。
更にもう少し解説して下さっているのでみてみましょう。
逆に言うと表面が気泡でぶつぶつ(飴の熱で新鮮な実の果汁が気化するため(経験からの憶測))で、飴の向こうに林檎の皮を見る事ができて(飴の薄さを均等に作ることができないとこれは無理)、林檎に刺した串が果汁で湿っていれば(熱の影響で果汁は吹き出す)そのりんご飴は100パー美味しいです。
— りんご飴専門店ポムダムールトーキョー (@pomedamourtokyo) 2015年1月31日
おおっ!ド素人の私がみても凄く理にかなっている気がします。
飴が均等に塗られているのも重要ですし、何よりりんごの個の力を判断する材料がこんな単純な方法で見分けられることが凄く嬉しいです。
この知識があるだけで、ハズレを掴まされる可能性がグッと下がるのであればお祭りの楽しさも5割増しくらいになりそうですね。
ポムダムールトーキョーさん、ありがとうございます!
最後に
りんご飴についてここまで真剣に調査してアウトプットしたのは、私の人生でも初となります。
ですが知っておいて損は無い知識ですし、今後のお祭りでは積極的にりんご飴の屋台に足を運んでしまいそうです。
あなたもお祭りに行った時には、美味しいりんご飴を選び当て、男性らしく、女性らしくりんご飴をほおばってみて下さい!
スポンサードリンク