Vファーレン長崎は、長崎県の長崎市、諫早市を中心に、全県をホームタウンとする長崎県を代表するサッカークラブです。そのスポンサーには、長崎を本社とする企業がずらりと勢ぞろい!スポンサーの中には、テレビでおなじみ「ジャパネットたかた」の名前も。
長崎県民から愛されている、Vファーレン長崎。そんなクラブの歴史と、スポンサーとの強いつながりについてまとめました。
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Vファーレン長崎がJ1昇格
Vファーレン長崎は、2017年のシーズンを終え、12年間の念願であるJ1昇格を果たしました。
このクラブの歴史をさかのぼると、2004年有明町で活動していた「有明SC」と国見高校サッカー部OBを中心に結成された「国見FC」が統合した「有明SC」が前身でした。
同年には、長崎県サッカーリーグ1部で優勝。九州各県リーグ決勝大会でも準優勝して九州リーグ昇格を決めています。
元から強さを秘めたサッカークラブだったのですね。翌年2005年には、元サッカー日本代表の高木琢也さんがテクニカルアドバイザーに就任。
この年に、「有明SC」→「Vファーレン長崎」へと改称され、このクラブが誕生しました。
その後、2008年に第32回全国地域サッカーリーグ決勝大会を決勝ラウンド2位の成績を収め、これによりJFLへの昇格が承認されました。
ちなみに、JFLとは「Japan Football League」の略。細かく言うと違うのですが、JリーグであるJ1、J2の下として、J3という形の扱いになっています。
ここまで順調に駒を進めてきたVファーレン長崎ですが、ここから暗雲が立ち込めてきます。
2009年には、ホームスタジアムである「長崎県立総合運動公園陸上競技場」の、2010年7月から3年間の第69回国民体育大会の開催に伴う改修により、その間の代替スタジアムの目途が立たないことから、Jリーグ入りを断念。
2013年にJ2リーグ昇格を果たしていますが、その間にも監督や代表取締の入れ替えが起こり続け、クラブは常に不安な状況となっていました。
2013年からは、監督として2005年にテクニカルアドバイザーをしていた高木琢也さんが就任。それからは、高木琢也さんが監督として、今もチームを導き続けています。
そして、それから5年間。J2においてJ1昇格を決める昇格プレーオフ進出を2回決めるも、敗退。
選手の移籍期間満了などによる入れ替えが激しく起きたりと、荒波にもまれ続けるVファーレン長崎。
関係者一同の苦悩、サポーターのみなさんの苦悩は計り知れなかったことでしょう…。
しかし、ついに2017年。
みごとJ1昇格を決め、2018年度のJ1リーグ参入を果たしたのです!
さて、このJ1昇格の背景を調べていくと驚くことがありました。
なんと「ジャパネットたかた」で有名な、独特な甲高い声と卓越したトーク力で人をひきつける、あの高田元社長の姿があったのです。
高田元社長(「ジャパネットたかた」として)が代表取締役社長として就任されて、半年でVファーレン長崎はJ1昇格を決めていたのです。
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CMはジャパネットたかたの世界観丸出し!
https://twitter.com/ygoldengold/status/959968065487233024
Vファーレン長崎の試合の宣伝とチケット情報のCMが控えめに見て完全にジャパネットたかた
— げんき@ナルシスト (@narcissist_g) February 5, 2018
VファーレンのチケットのCM、完全にジャパネットたかたじゃんwww
— 雨芽* (@amepaaan) February 1, 2018
CMを見られた方はお分かりかと思いますが、こうして言われる様に、明らかに、どう見てもあの「ジャパネットたかた」です。初めてあのセールストークを見て衝撃を受けた、そのままの姿がそこにありました。
あの話し方、手振り。
私はホント好きです。
高田社長の素晴らしいトーク力は、J1昇格を決めた試合の会場でも披露されました。聞く人の心をつかみ、このチームを応援したくなる。そんな気持ちにさせる、熱意のこもったスピーチを、ぜひ一度観てください。
また高田社長は、選手の元へ時間があれば足を向けるほど熱意を持たれているようで、そんな姿を見て選手たちも力をもらい、短い期間でも信頼関係を築くことができたのでしょう。
経営力やトーク力だけでなく、それを伝える熱意。今後もVファーレン長崎を強く導いていただきたいと思います。
ジャパネットたかた以外にスポンサー企業はあるの?
さてここまで「ジャパネットたかた」を推してきましたが、もちろん他のスポンサーの方々のお力添えがあってこそ、このVファーレン長崎はここまでやってこれたのは間違いありません。
そのスポンサーの名前は、よく聞く名前がずらりと並んでいました。トップスポンサーにJapanet。
ハウステンボス、リンガーハット、カステラ本家福砂屋、Y!mobile、MITSUBISHI ELECTRIC、メモリード、岩崎本舗、松藤グループ、trans cosmos。
以上をオフィシャルスポンサーとして、その他69社ものサポートカンパニーがチームを支えています。
ゲームで申し訳ないのですが、私は昔、サッカークラブを経営するゲームをしていました。その時にも、スポンサーとの契約がクラブの存続のカギを握っているといっても過言ではないと感じました。
例えば、練習場の設備や改築、あるいは宣伝活動や清掃に至るまで。何から何まで支えられていました。
ゲームでそれほどなのですから、現実では相当に大事な存在であるはず。また、どの企業も長崎を代表する会社です。
長崎を代表するサッカークラブに、長崎を代表するスポンサー。
長崎全土とつながりのあるこのクラブは、まだまだ上がっていけるだろうと強く感じます。
まとめ
2018年のスローガンを「Challenge to the next DREAM」としてかかげているように、J1で新たな挑戦を始めるVファーレン長崎。
選手たちにとって、高田社長にとっても、大事な一年になることでしょう。
誕生からの12年間は苦悩の連続だったでしょうが、それを乗り越えてきたことは本当にすごいことです。
その背景には、数々のスポンサー、そして大勢のサポーターの方々の力があったことでしょう。そして、その力を選手たちが背中に受け、これからも思いっきりプレーをしていってもらいたいですね。
影ながら応援していきたいと思います。
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