オリンピックで一躍有名になったのが韓国の平昌(ピョンチャン)。韓国の高速鉄道KTXがなんと新しく平昌方面行きの京江線を開通し、平昌オリンピック会場へ日帰りで往来出来るようになったと評判ですが…
では高速鉄道で平昌方面まで行くといったいお値段はどれぐらいかかるのでしょうか?
また、日本の新幹線と同じぐらいの最高速度が出るのか?そんな高速鉄道KTXについて気になる疑問をまとめて調べてみました!
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2017年12月開通のKTX京江線とは?
高速鉄道と聞くと個人的にはヨーロッパを想像するんですが、中国本土にもあるんですよね。国を横断するにしても縦断するにしても車では疲れてしまいますが、鉄道なら楽ちん!
そこで2017年12月に新たにKTX京江線が開通し、平昌オリンピックも観戦しやすくなりました。
京江線は始発駅がソウル駅で清涼里駅、上鳳駅、楊平駅、万鍾駅、横城駅、屯内駅、平昌駅、珍富駅、終点の江陵駅の順に停まります。オリンピック期間中は始発のソウル駅以外に仁川国際空港から江陵駅まで行く事が出来るので、観戦に行く人は楽ちんですね。
そもそもKTXはヨーロッパ高速鉄道のTGVに使われている技術を導入していて客車両が16車両あり前後に動力車両が2台ずつ挟んで全長388m!なのにN700系より短いから驚きです(笑)
京江線のように主要都市から地方へ行ける路線は本当に便利なんですが、気を付けないといけないのが民族大移動と言われる「秋夕(チュソク)」と「旧正月ルソラル」。これらの時期は高速鉄道は利用しないまたは旅行や観光を控えた方が良さそうです!
オリンピック期間中は利用出来ませんが、それ以外の通常の時期だと「コレールパス」という周遊券を購入するとKTXこみの80路線600駅を回数無制限で自由に利用出来るので観光の際は是非購入しておいた方が良さそうです。
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値段や最高速度チェック!日本の新幹線とどう違う?
ではKTXの運賃ていくらなんでしょう?気になりますよねー!!
日本を出たことが一度もない私としては、特急くろしお号や箱根のロマンスカーのようなちょっと特別感のある鉄道かな?と思っていたんですが、ちょっと違いました(@_@)
最高速度は300km/h!!ただ、常に300km/h出ている訳ではなくて平均すると290km/h前後なんだそうですよ。それでも在来線に比べたら速い。
では日本の新幹線と比べるとどうなのか?ここで新幹線の車掌をしていた叔父に聞いてみました。
山陽新幹線N700系が一番速いそうなので、N700系と比べてみましょう。
東海道区間での最高速度は285km/h、山陽区間だとなんと300km/hなので、N700系とKTXは同じ速度と言えるでしょう。ちなみに東北新幹線「こまち」「はやぶさ」はもっと速いそうで320km/hも出るんだそうです!!
また先ほども触れましたが、KTXは客車が16車両と動力車4両合わせて388mあるのに対して、N700系は16車両で400m。長さはあんまり関係ないんですけどね。
そして新幹線に乗った事がある人なら分かりますが、私達が新幹線に乗る時や駅から出る時は切符を改札口に通しますよね。
KTXは違うんです!!切符の回収ゼロ!(旅の記念に持って帰りたいですね♪)
更に車内にあるミネラルウォーターの自販機は無料。
「こだま」には来ない車内販売がKTXにはある。
日本と同じなのは全席禁煙なところかな。
新幹線とそれ程変わらないのはやはりヨーロッパ高速鉄道の技術が使われているからなのか?取りあえず日本と大きな差がないので安心して乗れそうです。
では運賃はどうでしょう?
ソウルから終点の江陵まで片道2時間で2万7600ウォン、清涼里からだと2万6000ウォン。また平昌オリンピック期間中は仁川国際空港からKTXに乗れるんですが運賃は4万700ウォン!
海外旅行未経験の私は2万7600ウォンて聞くとものすごく高いように感じてしまうんですが、日本円に戻すとおよそ2740円前後。
つまり空港から平昌までは4700円程度という訳ですね。
まとめ
オリンピックを開催しようと思うとそれなりに広大な土地が必要になるので、一から施設を作るとなると地方が最適なんでしょう。
そして、候補地に選ばれてから韓国は空港にKTXの新路線、競技施設、選手村、周辺道路の整備など数えきれないぐらいの工事を進めてきています。これって本当にスゴイことだなと改めて感じます。
平昌オリンピックの成功と平昌に訪れる世界中の人が楽しく平和なひとときが過ごせたらと願います。
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