大河ドラマといえば国民的番組ともいえるような存在ですよね。誰もが知る歴史上の有名人物はもちろんのこと、歴史好きでないとなかなか知らないような人物に脚光を当てていたりすることもあり、毎年どんな作品になるのかとても楽しみだという方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは歴代の大河ドラマで主役となった人物についてまとめてみました。複数回取り上げられた人物にも注目してみましょう。
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2019年の大河ドラマの主役はどうなっている?
今年2019年の大河ドラマは東京オリンピック・パラリンピック開催を見越してでしょう、“日本のマラソンの父”といわれる金栗四三さんと1964年の最初の東京オリンピック開催に深く関わった田畑政治さんの二人が主人公の「いだてん〜東京オリムピック噺〜」です。
主人公の二人を演じる中村勘九郎さんや阿部サダヲさんはもちろんのこと、ビートたけしさんや役所広司さん、ピエール瀧さんなどの名優に加えて綾瀬はるかさんや杉咲花さん、星野源さん、松坂桃李さんなどの若手人気俳優も顔をそろえる豪華俳優陣に期待が集まっています。
大河ドラマの歴代主役をチェック!
では、大河ドラマの主役になった人物に注目してみましょう。現在放送されている「いだてん〜東京オリムピック噺〜」で大河ドラマは第58作、すでに発表されている来年度の「麒麟がくる」を合わせると59作になります。
そこで第1回から順に主役となった歴史上の人物、また演じた俳優をご紹介します。()内が放送年度、演じた俳優(敬称略)です。
赤穂浪士・・・大石内蔵助(1964年、長谷川一夫)
太閤記・・・豊臣秀吉(1965年、緒形拳)
源義経・・・源義経(1966年、尾上菊之助)
三姉妹・・・永井家の三姉妹、むら、るい、雪(1967年、岡田茉莉子、藤村志保、栗原小巻)
竜馬がゆく・・・坂本龍馬(1968年、北大路欣也)
天と地と・・・上杉謙信(1969年、石坂浩二)
樅ノ木は残った・・・原田甲斐(1970年、平幹二朗)
春の坂道・・・柳生宗矩(1971年、中村錦之助)
新・平家物語・・・平清盛(1972年、仲代達矢
勝海舟・・・勝海舟(1974年、渡哲也(途中降板)、松方弘樹)
元禄太平記・・・柳沢吉保(1975年、石坂浩二)
風と雲と虹と・・・平将門(1976年、加藤剛)
花神・・・大村益次郎(1977年、中村梅之助)
黄金の日日・・・呂宋助左衛門(1978年、市川染五郎)
草燃える・・・源頼朝、北条政子(1979年、石坂浩二、岩下志麻)
獅子の時代・・・平沼銑次、苅谷嘉顕(1980年、菅原文太、加藤剛)
おんな太閤記・・・ねね(1981年、佐久間良子)
峠の群像・・・大石内蔵助(1982年、緒形拳)
山河燃ゆ・・・天羽賢治(1984年、松本幸四郎)
春の波涛・・・川上貞奴(1985年、松坂慶子)
いのち・・・岩田(高原)未希(1986年、三田佳子)
独眼竜政宗・・・伊達政宗(1987年、渡辺謙)
武田信玄・・・武田信玄(1988年、中井貴一)
春日局・・・春日局(1989年、大原麗子)
翔ぶが如く・・・西郷隆盛、大久保利通(1990年、西田敏行、鹿賀丈史)
太平記・・・足利尊氏(1991年、真田広之)
信長 KING OF ZIPANGU・・・織田信長(1992年、緒形直人)
炎立つ・・・藤原経清、藤原清衡、藤原泰衡(1993年、渡辺謙、村上弘明)
花の乱・・・日野富子(1994年、日野富子)
八代将軍吉宗・・・徳川吉宗(1995年、西田敏行)
秀吉・・・豊臣秀吉(1996年、竹中直人)
毛利元就・・・毛利元就(1997年、中村橋之助)
徳川慶喜・・・徳川慶喜(1998年、本木雅弘)
元禄繚乱・・・大石内蔵助(1999年、五代目中村勘九郎)
葵 徳川三代・・・徳川家康、徳川秀忠、徳川家光(2000年、津川雅彦、西田敏行、尾上辰之助)
北条時宗・・・北条時宗(2001年、和泉元彌)
武蔵 MUSASHI・・・宮本武蔵(2003年、市川新之助)
新選組!・・・近藤勇(2004年、香取慎吾)
義経・・・源義経(2005年、滝沢秀明)
功名が辻・・・千代、山内一豊(2006年、仲間由紀恵、上川隆也)
風林火山・・・山本勘助(2007年、内野聖陽)
篤姫・・・天璋院(篤姫)(2008年、宮崎あおい)
天地人・・・直江兼続(2009年、妻夫木聡)
龍馬伝・・・坂本龍馬(2010年、福山雅治)
江 〜姫たちの戦国〜・・・江姫(江与の方)(2011年、上野樹里)
八重の桜・・・新島八重(2013年、綾瀬はるか)
軍師官兵衛・・・黒田官兵衛(2014年、岡田准一)
花燃ゆ・・・杉文(2015年、井上真央)
真田丸・・・真田信繫(幸村)(2016年、堺雅人)
おんな城主 直虎・・・井伊直虎(2017年、柴咲コウ)
西郷どん・・・西郷隆盛(2018年、鈴木亮平)
いだてん〜東京オリムピック噺〜・・・金栗四三、田畑政治(2019年、六代目中村勘九郎、阿部サダヲ)
麒麟がくる・・・明智光秀(2020年、長谷川博己)
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ざっと見てみましたが、かなりバラエティーに富んだ人物が登場していますね。中には架空の人物(第5作目の三姉妹、第31作の琉球の風)が主役になっている作品もあります。
この中で複数回登場している人物をまとめてみると、大石内蔵助が第2作の「赤穂浪士」と第20作の「峠の群像」、そして第38回の「元禄繚乱」と3回登場しています。
3回登場するのはこの大石内蔵助のみですが、2回登場する主人公は結構多くいました。
まずは豊臣秀吉。いわずと知れた歴史上の大物ですが秀吉は第3作の「太閤記」と第35回の「秀吉」の2回。次に同じ時代を生きた織田信長が第11作の「国盗り物語」と第30作の「信長 KING OF ZIPANGU」。徳川家康が第21作の「徳川家康」と第39作の「葵 徳川三代」です。
他にはこれもまた歴史を大きく動かした重要人物、平清盛。彼も第10作の「新・平家物語」と第51作の「平清盛」の2作の主役となっていますね。そして伝説的に語られファンの多い源義経も第4作「源義経」と第44回「義経」の2回です。
そして忘れてはならないのが幕末をかけぬけたあの人物、坂本龍馬。彼は第6作目の「竜馬がゆく」と第49作の「龍馬伝」の主人公として登場します。
幕末からはもう一人、あの豪傑、西郷隆盛もランクイン。西郷隆盛も第28作の「翔ぶが如く」と昨年の大河ドラマ、第57作の「西郷どん」の2回です。
まとめ
大河ドラマの歴代主役について追ってみました。人気の人物は複数回登場していることがよくわかりますね。また有名な人物はエピソードも多く残っており、ドラマにしやすいのだろうと思われます。
今年の大河、「いだてん〜東京オリムピック噺〜」もまだ始まったばかり。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催が近づくと共にどんどん盛り上がっていくことでしょう!
■参考サイト
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