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みかんの「白いすじ」の名前!上手な取り方と栄養の豆知識

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何気なく食べているみかん。この時期、みかんを食べるとなんだか落ち着きますね。

実はみかんって奥が深いんです。口の中で、もそもそするからといって取ってしまっているみかんの「白いすじ」も実は栄養が。「白いすじ」の名前や、取り方、栄養について見ていきますね。

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みかんのあの「白いすじ」の名前って何?

みかんの「白いすじ」は普段からよく見てはいるけど、名前を知っているという人は少ないのではないでしょうか?

みかんの皮をむいても身についてくるすじと皮に残る白い部分の総称を「アルベド」といいます。別名、「中果皮」ともいいます。

ちなみにみかんの外側の皮を「フラベド」あるいは「外果皮」といいます。

名前、あったんですね〜。

 

上手な取り方を考えてみる

みかんによっては、皮をむいても「白いすじ」だらけで取るのに苦労することもありますよね?

一つひとつ取らなくても、簡単に取れる方法があります。

 

まずはおしりから4つに割ります。

割るだけで4つに離してしまわないように注意してください。

このときにヘタから伸びている、みかんの中心にある「白いすじ」の根元が見えるくらいにします。

次に実を動かすようにして、ヘタ側から身を剥がしていく要領でそっと向きます。

 

こうするとすじが実ではなく皮に残るような感じになり食べやすくなります。

「和歌山むき」とも言われています。

これだけでも簡単に「白いすじ」がとれるようになりますが、しつこいタイプのみかんは両手でコロコロと手のひらで転がすと、より取れやすくなりますよ。

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白いすじには栄養はあるのか?

みかんを食べれば風邪予防、乾燥させた皮(青皮、陳皮)は漢方薬になることは広く知られています。

みかんの袋や「白いすじ」にはビタミンPといわれる、ビタミンと同じような作用をする物質が多く含まれていて、なかでも「ヘスペリジン」とよばれる物質を多く含みます。

「ヘスペリジン」は抗酸化作用のあるポリフェノールの一種で、ビタミンCと一緒になって毛細血管を細菌やウイルスから守ったり、ビタミンCの消耗をおさえ毛細血管を丈夫にする働きがあり、このため、動脈硬化、歯茎や打撲での出血、脳血管の病気等の予防効果があります。

また、みかんの袋や「白いすじ」には食物繊維のペクチンという繊維もたくさん含まれているので便秘解消にも効果があります。

血管が強くなって、便秘にもいいなんて。そういえばみかん農家の方って肌がきれいな気がします。

「ヘスペリジン」は水に溶けにくい性質があるため、体に吸収されにくいという性質も持ち合わせています。なので、みかんを食べ過ぎても過剰摂取になりません。

 

まとめ

・みかんの「白いすじ」には「アルベド」という名前がある

・みかんの袋や「白いすじ」には「ヘスペリジン」というビタミンPや食物繊維が多く含まれる

・血管強化や血流の改善などに効果的

 

参考:

http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010872021.pdf

http://www.glico.co.jp/laboratory/health_science/hesperidin/

http://www.mikan-jiten.com/

 

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