独特の匂いと、黒いまーるいあの形!そうお腹の痛みの強い味方ラッパのマークでおなじみの「正露丸」。今ではそのにおいを抑えた糖衣になったバージョンもあり、昔から一家に一瓶と言われても過言ではないくらいなじみ深い商品です。
この正露丸そもそも名前の由来ってご存知ですか?その歴史なんかにも秘密がありそうですよね。
そして昔はCMでよく流れていたラッパの音に合わせた告知。あのラッパの意味って何だろう…きになったので早速まとめていきます。
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正露丸には歴史がある!名前の由来をみてみた
正露丸のこの名前の由来を知るために大事な歴史を見ていきましょう。
1902年に中島佐一氏が「忠勇征露丸」の売薬営業免許の証を大阪府から取得します。その後1904年から日露戦争が開戦したことを受け日本軍の為に征露丸として製造され陸海軍に配布されました。この時征露丸と名付けられていたのは「相手国ロシアを征伐する」ということからこの字があてられ名付けられました。
その後1946年に大幸薬品株式会社創立者の柴田音治郎さんが「忠勇征露丸」の製造販売権を継承します。
ここから現在の大幸薬品の正露丸につながっていきます。そのころ1941年から始まった第二次世界大戦が1945年に終戦しています。
1949年にまず、「忠勇征露丸」から「忠勇正露丸」へ国際関係上その意味合いがよくないので征を正に改めました。そして1954年に「忠勇正露丸」から今の正露丸に名称変更されました。
名前の由来は…戦争ありきでしたね。なんだか複雑ですね。
参考:http://www.seirogan.co.jp/products/seirogan/various/history.html
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ラッパには意味があるの?
そう考えていくと…ラッパのマークもなんだか戦争関連な気もします。ラッパのマーク自体なんだか日本軍の合図でよく使われていたラッパのような気もします。
と…調べるとその通りでした。ちょっと拍子抜け。
まずラッパのマークは日本軍の食事の際の合図でもあったラッパが採用されています。ちなみにあのCMでも流れていたメロディーがその合図そのものだそうです。
その他にも日本軍には欠かせない存在のラッパでしたが公式には書かれていませんでしたがこぼれ話として進軍の合図を出すために敵の銃弾を何発も受けて死んでもなお口からラッパを離さなかったというエピソードが大正一年の教科書に掲載されていました。それほど大事な役目だったそうです。
参考:http://www.seirogan.co.jp/products/seirogan/various/mark.html
まとめ
正露丸は100年も続いているものです。こんなヒストリーがあるとはなんだか深く知れていい機会になりました。
当時の正露丸と成分は変わっている現在の正露丸ですがこれからもたくさんの人たちの腹痛を和らげてくれるに違いありません。
あなたの知識の肥やしになればうれしいです。
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